なぜ倒壊を防げる?「やらず足場」の仕組みと控えの安全基準を徹底解説
なぜ倒壊を防げる?「やらず足場」の仕組みと控えの安全基準を徹底解説の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
仮設工事の現場では「控え(ひかえ)」と「やらず」という言葉が混同されて使われるケースが少なくありません。実務上の概念を整理すると、両者には明確な位置づけの違いが存在します。
「控え(控え支柱・控え柱)」は、主構造を外力から補助的に支える支持部材全般を指す包括的な総称です。これに対し「やらず」は、控えの中でも特に斜め下方へ向けて地面に突っ張るパイプ部材(斜材)を指す現場特有の呼称として使われます。つまり、「控え」という大きな枠組みの中に「やらずパイプ」が含まれる関係性です。
また、足場の安定を担う主役である「壁つなぎ」との機能比較も重要です。壁つなぎが「建物と足場を引き寄せて固定する引っ張り・圧縮両用の留め具」であるのに対し、やらずは「地面との突っ張りによって外倒れを抑え込む圧縮支持部材」として機能します。敷地境界の制約等で控えが取れない都市部では壁つなぎが主となり、逆に壁に固定できない現場ではやらずが命綱となる相互補完の関係にあります。