フィンガーボールとは?飲んだら恥ずかしい失敗の真相と正しい使い方
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フランス料理フィンガーボールの歴史は、西洋の食文化における「手食」の変遷と深く結びついています。中世ヨーロッパから近代に至るまで、骨付き肉や甲殻類、果物などは直接手で持って食べることが一般的でした。その際、指についた油分やソースをその場で洗い流すために考案された実用的な器具がフィンガーボールです。
現代のコース料理マナー基本において、基本的にカトラリー(ナイフやフォーク)を使って食事を進めるフレンチでも、以下のような「手を使わざるを得ない料理」が提供された直後に登場します。
・殻付きの海老やロブスター、牡蠣などの魚介料理
・骨付きの仔羊肉(キャレ・ダニョー)や家禽類のグリル
・手でつまんで食べる一口サイズの前菜(アミューズ・ブーシュ)や生の果物
・和食や中華の宴席におけるカニ料理フィンガーボール(専用の器として供されるケース)
つまり、フィンガーボールがテーブルに置かれたということは、「ここからの料理(または直前の料理)は、指先を使って召し上がって構いません」というレストラン側からの合図でもあります。