肩が外れる…バンカート損傷の放置リスクと最新手術・リハビリの全貌
肩が外れる…バンカート損傷の放置リスクと最新手術・リハビリの全貌に関する最新の話題を分かりやすく解説いたします。
手術の成功と同じくらい重要なのが、術後の体系的なバンカート損傷のリハビリプログラムです。縫合した組織が骨と生物学的に強固に癒合するまでには一定の時間を要するため、焦りは禁物です。
一般的な術後リハビリテーションのスケジュールと復帰目安は次の通りです。
術後〜4週目(固定・保護期):
専用のアームスリングや装具で肩を固定し、患部への負荷を遮断します。この時期は手指や手首、肘関節の可動域訓練、および首や体幹のコンディショニングを中心に進めます。
術後5週〜2ヶ月(可動域拡大・基礎筋力期):
装具を徐々に外し、理学療法士の指導のもとで肩関節の他動的・自動的な可動域訓練を開始します。インナーマッスル(棘上筋・棘下筋・肩甲下筋)に低負荷で刺激を入れ、肩甲骨の連動性を整えます。
術後3ヶ月〜4ヶ月(筋力強化・動的トレーニング期):
日常生活動作にほぼ制限がなくなります。ゴムチューブやダンベルを用いたアウターマッスルの強化、ジョギングや全身を使ったアジリティトレーニングを開始します。
術後5ヶ月〜6ヶ月(競技復帰・フィールドトレーニング期):
ボールを投げる、相手と接触するといった専門的動作を段階的に許可します。筋力・可動域・関節の安定性が健側と同等レベルまで回復したことを各種メディカルチェックで確認した上で、術後およそ6ヶ月を完全な競技復帰の目安と定めています。