自律神経失調症はすぐ治る?医師が明かす即効回復の真相と完治期間
自律神経失調症はすぐ治る?医師が明かす即効回復の真相と完治期間の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
自律神経を改善しようとする真面目な人ほど、ネット上の誤った情報に踊らされ、かえって病状を悪化させる「良かれと思ってやる逆効果な行動」に陥りがちです。回復を大幅に遅らせる典型的な「やってはいけないこと」を検証します。
最大の罠は、自律神経失調症のストレス解消法として「強度の高い運動」や「流行の過激なサウナ浴」を選択することです。健康な人にとって有益なサウナの温冷交代浴(サウナと水風呂の反復)は、弱り切った自律神経系にとっては激甚なショック療法となり、心臓や自律神経に致命的な過負荷をかけます。また、息が切れるような激しいウェイトトレーニングやランニングも交感神経を急激にスパークさせ、翌日の重度の疲労感やめまいを誘発します。失調期の運動は、軽いストレッチや20分程度の散歩に留めるのが鉄則です。
もうひとつの盲点は、休日の「寝だめ」です。平日の睡眠不足を補おうと昼過ぎまで眠り続けると、体内時計の位相が後退し、自律神経のサーカディアンリズム(体内時計)が完全に破壊されます。平日に出社できないほどの倦怠感をもたらす「月曜病」の正体は、この休日の寝だめによる自律神経の脱同期です。起床時刻のズレは、どれほど疲れていても平日プラス1時間半以内に抑える必要があります。