日航機墜落事故「生存者殺害説」の真相|陰謀論を公式記録で徹底検証
日航機墜落事故「生存者殺害説」の真相|陰謀論を公式記録で徹底検証を徹底追究! 読者が気になる 情報と解説を凝縮して配信します。
事故から長年が経過した今もなお検索窓に表示される「生存者 殺された」「火炎放射器」といった過激な噂のルーツは、救助活動の遅れと凄惨な現場状況、そして一部の書籍やネット掲示板によるセンセーショナルな言説の流布にあります。
日本航空123便は18時56分にレーダーから消失し墜落しました。しかし、自衛隊や警察、消防による本格的な地上捜索・救助活動が開始されたのは翌朝8時半以降でした。この「空白の約14時間」の間に何が起きていたのかという疑問が、後年に「政府や自衛隊が不都合な事実を隠すため、夜間に現場に入って生存者を口封じした」という極端な陰謀論へと飛躍した背景があります。
さらに、遺体の損傷状態が極めて激しく、炭化が進んでいた遺体が多数発見されたことから、「ジェット燃料の燃焼温度だけではここまで炭化しない、火炎放射器が使われた証拠だ」という主張を展開する言説がネットコミュニティを中心に拡散しました。しかし、大型旅客機が満載していた数万リットルの航空燃料(ケロシン)が山林で爆発炎上した場合、局所的な燃焼温度は容易に1,000度近くに達し、風向きや地形によって激しい熱風地獄が生じることは航空火災工学で実証されています。