びわの種で癌が消える噂の真実と厚生労働省が鳴らす猛毒の警告

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日本国内における規制の動きも急速に進んだ。内閣府の食品安全委員会によるリスク評価を受け、農林水産省はびわの種子を丸ごと粉末にした食品から高濃度のシアン化合物が検出された事例を公表。国民に向けて、びわの種子を粉末や錠剤などで過剰に摂取しないよう強い警告を発出した。

これを受け、全国の保健所や自治体は流通していた複数のびわ種粉末商品に対して販売中止や自主回収の指導を行った。1包や小さじ数杯程度を摂取しただけで、食品衛生法上の基準値を遥かに上回るシアン化合物が体内に取り込まれる製品が市販されていた現実は、消費者に大きな衝撃を与えた。

伝統的なびわ酒やびわ茶のように、種をアルコール等に漬け込んで風味を抽出した後に種子を取り除く手法や、果肉を常識的な量で楽しむ分には健康上の問題は生じない。しかし、「病を治すため」として種子そのものを細かく粉砕し、毎日大量に嚥下する行為は、安全マージンを完全に踏み外した自傷行為に等しい。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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