「左打ちに戻してください」パチンコ警告の真相と無視する最大リスク

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パチンコ機が「左打ちに戻してください」と警告を発する直接的な理由は極めて明快だ。遊技機の内部プログラムが「通常遊技状態(非時短・非確変)であるにもかかわらず、盤面右側の入賞口やゲートを玉が通過している」と判定したためである。

日本のパチンコ機は風営法および遊技機規則により、通常時は盤面左側を狙う仕様で型式試験(保通協などの試験)を通過している。中央下部にあるへそ入賞仕組みは、玉が1球入るごとに一定の賞球(1個から3個程度)を払い出しつつ、大当たり抽選を行う。一方で盤面右側は、大当たり中や時短・RUSH中に高頻度で電チュー(特別図柄2の始動口)を開放させるための専用ルートだ。

通常時にハンドルを全開(右打ち)に固定してしまうと、電チューが開いていないため玉のほとんどがスタートに入らず、そのままスルーを抜けて下部のアウト穴へと吸い込まれていく。メーカーがパチンコ左打ち理由をユーザーに促すのは、打ち手の遊技玉が猛烈な勢いで無駄死にすることを防ぐ保護機能であると同時に、想定外のルート入賞によって出玉率(機械割)の試験基準から逸脱するのを防ぐ二重の目的が存在する。

もう一つの典型的なトリガーが、RUSHや時短が駆け抜けた直後、あるいは時短なしの大当たり終了後手順の遅れだ。大当たりが完全に終了した瞬間、台は内部的に通常確率状態へと遷移する。しかし、右打ちを止めるタイミングが一瞬遅れたり、残っていた電チュー保留消化の演出を見守っている最中に無意識に右打ちを続けたりすると、ゲートを玉が通過した瞬間にパチンコ警告音が轟く仕掛けになっている。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

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