モスバーガーのドライブスルーはなぜ遅い?待ち時間ゼロの裏ワザを徹底解説
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「ファストフードのドライブスルー=素早く商品が手に入る場所」という一般的なイメージを持っていると、モスバーガーのレーンに並んだ際に強いタイムラグを感じることになります。ネット掲示板やSNS上でモスバーガー ドライブスルー遅い評判と真相が頻繁に議論の的となる最大の要因は、同社の根幹を成す完全受注生産システムにあります。
モスバーガーは創業時から「アフターオーダー方式」を採用しています。客から注文が入ってから初めてパティを鉄板で焼き、バンズをトースターに入れ、契約農家から納品された低温管理のレタスやトマトを整えてソースを充填します。マクドナルドをはじめとする競合チェーン各社が、精緻な需要予測アルゴリズムと短時間加熱調理器を組み合わせて「注文から数十秒〜2分前後」でハンドオフ(受け渡し)を完了させるのに対し、モスバーガーはどれほど厨房がフル稼働しても、バーガー1個の完成に物理的に約4〜7分程度の加熱・組立手順を要します。
この品質ファーストの製造工程が、ドライブスルーという「単線レーン」の環境に持ち込まれると、致命的な滞留を引き起こします。ドライブスルーは先行する車が商品を受け取って発信しない限り、後続の車は前進できません。仮に前の車がファミリーやグループ客でバーガー4個・サイドメニュー3個といったまとめ買いをしていた場合、その1台の調理と受け渡しだけで10分以上レーン全体が停止します。後続に並んだドライバーから見れば、「たった3台しか並んでいないのに20分以上待たされた」という現象が必然的に生じるのです。
さらに現場の観察から見落とせないのが、店内イートインやテイクアウトの注文との兼ね合いです。多くのロードサイド店舗では、ドライブスルー専用の調理場があるわけではなく、店内の厨房ラインがドライブスルーのオーダーも兼務しています。ピークタイムには店内の呼び出し待ちとドライブスルーの調理伝票が同じグリドル(鉄板)上で順番待ちとなるため、ドライブスルー側の提供ピッチがさらに鈍化するというのが、モスバーガー ドライブスルー待ち時間の理由における現場の生々しい実態です。