スクリーンが映すリアルと法制度:在日朝鮮人の知られざる現在地
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戦後のコミュニティを支え、同時にイデオロギー的な対立の舞台ともなってきた在日本朝鮮人総聯合会(総連)と在日本大韓民国民団(民団)。冷戦構造の影を引きずり、激しく反目し合ってきた両団体のあり方も、時代の波の中で根本的な再構築を迫られている。
現在、若い世代の間では、南北の体制対立や組織の垣根を意識する者は急速に減少している。朝鮮学校出身者と韓国系学校出身者、あるいは一般の日本の公立校で育った若者たちが、手を取り合ってアートイベントを主催し、ビジネスを共創する。彼らにとって重要なのは、古い組織の教条ではなく、自分たちが生きる「今、ここ」のリアルだ。
伝統的な組織は高齢化と加入率の低下という厳しい局面に直面しているが、一方でルーツに根ざした文化継承や生活支援のプラットフォームとして、新たな役割を模索する動きも始まっている。旧来の枠組みを脱ぎ捨て、より緩やかで開かれたネットワークへと移行する試みが、各地で静かに進んでいる。