山下清とおにぎりの衝撃事実!裸の大将の虚構と貼り絵誕生の真実
山下清とおにぎりの衝撃事実!裸の大将の虚構と貼り絵誕生の真実の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。
清がなぜ過酷な放浪の旅に出たのか。ドラマでは風の吹くまま気の向くままの自由な旅として描かれがちだが、最初の動機は極めて切迫していた。1940年、激化する戦時体制下の徴兵検査から逃れるためである。
幼少期の重い消化不良の後遺症により軽度の知的障害を持っていた清は、千葉県の養護施設「八幡学園」で少年時代を過ごした。ここで運命的に出会ったのが、ちぎり絵や貼り絵の手法だ。指導員たちが驚嘆したのは、彼が持つ異次元の色彩感覚と構成力だった。細かくちぎった色紙を隙間なく貼り重ねていく作業において、清は誰に教わるともなく、独自の点描画法のような立体感を画面に生み出していった。
学園で育まれた類まれな表現力。だが、戦争の影が忍び寄ると、清はふらりと姿を消し、無銭旅行へと身を投じることになる。