マグニチュード8で何が起きる?震度との違いと被害想定・命を守る備え
マグニチュード8で何が起きる?震度との違いと被害想定・命を守る備えの具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
日本周辺で最も警戒レベルが高まっているのが、駿河湾から日向灘にかけて広がるプレート境界を震源とする南海トラフ地震です。政府の地震調査委員会による南海トラフ巨大地震の発生確率(最新推計)では、マグニチュード8から9クラスの超巨大地震が今後30年以内に発生する確率は70%〜80%という極めて高い水準が維持されています。
被害想定によれば、太平洋沿岸の広範囲に最大震度7の激震と30メートル級の大津波が押し寄せ、最悪のシナリオでは死者・行方不明者が数十万人規模、経済的被害は200兆円を超えると試算されています。これは単なる地方災害ではなく、日本全体の国家機能を揺るがす未曾有の国難です。
一方、東京圏を中心とする首都直下地震の想定被害では、南関東の直下を震源とするM7クラスが中心とされているものの、相模トラフ沿いで発生する大正関東地震タイプのM8クラスが再来した場合の被害は甚大です。建物密集地における同時多発火災、数百万人に及ぶ帰宅困難者の発生、中枢機能の麻痺など、世界有数のメガシティ特有の脆弱性が顕著に現れると警告されています。