富士山は何県?静岡でも山梨でもない「山頂の真相」を徹底解説

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山頂が未画定である一方、中腹から麓にかけては静岡・山梨それぞれの文化と観光戦略がしのぎを削っています。2013年に「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」としてユネスコに登録された富士山世界文化遺産構成資産(全25箇所)を見ても、両県にバランスよく配分されており、それぞれ異なる魅力とアプローチで富士山と共生しています。

両県における富士山の地理・登山道・文化的な違いを客観的な指標で比較した以下のデータを検証してみましょう。

比較項目山梨県側(富士北麓)静岡県側(富士南麓)編集部の客観的評価・違い主要登山ルート吉田ルート(登山者の約6割が集中)富士宮・須走・御殿場ルート(計3ルート)利便性と山小屋数は山梨、バリエーションと標高差は静岡が優勢世界遺産構成資産数全25資産中 14資産(富士五湖、忍野八海など)全25資産中 10資産(浅間大社、三保松原など)※残り1資産(富士山域)は両県にまたがる共通指定山頂の最高地点(剣ヶ峰)火口の反対側に位置(吉田口頂上から遠い)富士宮口頂上から至近(徒歩約20分)日本の最高標高地点に最短で到達できるのは静岡ルート景観的特徴左右対称の優美なシンメトリー(「表富士」呼称も)宝永火口の窪みを持つダイナミックな山容葛飾北斎が描いた構図の多くは山梨、新幹線から見るのは静岡入山管理・通行料制度通行料2,000円徴収+ゲート規制を先行導入事前登録システム+入山マナー啓発を主軸に展開オーバーツーリズム対策において両県が独自の戦略を実施

データを見ても明らかなように、両県はそれぞれ強力なアドバンテージを持っています。首都圏からのアクセスが良く、富士スバルラインを利用して五合目まで手軽に行ける山梨県側はインバウンド(訪日外国人)を含めた観光客数で優位に立ちます。一方の静岡県側は、本宮である富士山本宮浅間大社のお膝元であり、新幹線や東名高速道路からの雄大な眺望、最高峰・剣ヶ峰への物理的近さで圧倒的なプライドを誇っています。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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