大人でも足を伸ばす方法は本当にある?骨盤矯正と劇的ストレッチの真相

大人でも足を伸ばす方法は本当にある?骨盤矯正と劇的ストレッチの真相とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を整理してお届けします。

身長や手足の長さの決定において、決定的な役割を果たすのが骨の端にある軟骨組織「骨端線(こったんせん)」です。成長期にはこの軟骨細胞が盛んに増殖して骨へと置き換わることで骨長が伸びますが、一般的に男性は17〜18歳頃、女性は15〜16歳頃に骨端線が完全に閉鎖します。一度骨端線が閉じた後、サプリメントの摂取や運動によって大腿骨や脛骨(すねの骨)そのものが自然に再成長することはありません。

現在、成人後に骨そのものを物理的に伸ばす唯一の医学的手法は「骨延長手術(イリザロフ法や髄内釘を用いたLON法など)」に限られます。この手術は本来、事故による骨欠損や重度の先天性四肢短縮症を治療するための再建外科技術ですが、近年は美容目的の施術として海外渡航を含め受ける人が存在します。

しかし、骨延長手術には500万〜1,500万円以上という莫大な費用がかかるだけでなく、人工骨折状態からの延長に伴う感染症、神経麻痺、関節拘縮、偽関節(骨が癒合しない状態)といった不可逆的な障害を招くリスクを孕んでいます。安易な選択は歩行機能そのものを損なう危険性があり、日本整形外科学会などの専門機関でも美容目的の安易な骨延長には極めて強い警鐘が鳴らされています。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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