対地電圧とは?線間電圧との違いや150V制限の理由を徹底解説

対地電圧とは?線間電圧との違いや150V制限の理由を徹底解説とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。

電気を理解する上で最も基本的でありながら混同されやすいのが、「線間電圧」と「対地電圧」の物理的な相違だ。電気工事の現場や保安協会の技術研修でも、新人が最初に徹底的に叩き込まれるポイントである。

線間電圧とは、文字どおり「電圧がかかっている電線相互の間の電位差」を指す。私たちが家電製品のプラグを差し込む家庭用コンセントの端子間にかかっている100Vや、業務用の大型エアコン・IHクッキングヒーターに供給される200Vは、すべてこの線間電圧を示している。機器が動作するために必要なエネルギーを取り出すための電圧だ。

これに対し、対地電圧とは「電線と大地(地球・地面)との間の電位差」である。地球そのものは巨大な導体であり、電気の世界では電位の基準となる「0V(ゼロボルト)」と定義されている。電線に触れた人間が地面や建物の床、鉄骨の上に立っていた場合、電流は電線から人体を通り、地面へと抜けていく。このとき、人体にかかる電圧そのものが「対地電圧」となる。つまり、感電事故における破壊力を測るバロメーターは、線間電圧ではなく対地電圧にほかならない。

接地(アース)が施されていない電路であれば対地電位は不定となるが、日本の電力網では保安上の理由から、変圧器(トランス)の低圧側電路を意図的に地面と接続する中性点接地方式(B種接地工事)が採られている。この接地の存在が、対地電圧の大きさを決定づける仕組みとなっている。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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