藤原道長を蝕んだ糖尿病の真相!古記録が明かす失明と壮絶な最期
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道長の発症には、環境要因だけでなく濃厚な遺伝的素因も関与していたと考えられています。道長の同母兄であり、関白として先に権力を握っていた藤原道隆もまた、極めて酷似した症状で早世しているためです。
道隆は大の酒好きとして有名でしたが、長徳元年(995年)に43歳の若さで病没しました。その死因もまた「激しい水を欲する病(飲水病)」であったことが史料に記されています。当時の都で流行した疫病(天然痘など)に倒れたとする説もありますが、ベースに重度の糖尿病が存在し、急激に免疫力を低下させていた可能性が極めて高いと指摘されています。
兄弟揃って中年期に重篤な飲水病を発症している点から見ても、藤原北家の血筋には遺伝的にインスリン分泌能が低下しやすい体質が受け継がれていたと推測されます。