子宮頸がん検診「Nilm」判定とは?陰性でも油断禁物な真相と受診時期

子宮頸がん検診「Nilm」判定とは?陰性でも油断禁物な真相と受診時期に関する主要な事実を徹底的にまとめました。最新データをチェックしましょう。

健康診断の検査結果表において、子宮頸がん検診の欄に記載される「NILM(Negative for Intraepithelial Lesion or Malignancy)」は、直訳すると「上皮内病変または悪性腫瘍に対する陰性」を指します。日常的な表現に置き換えれば、採取した細胞の中にがん細胞はもちろん、がんの一歩手前の段階である「異形成(前がん病変)」の疑いがある細胞が見当たらなかったという判定基準です。

日本の医療現場における子宮頸がん検診 結果の見方は、平成期まで広く普及していた「日母分類(クラス分類)」から、国際標準である「ベセスダシステム」へと大きく移行しました。かつての日母分類 クラス1 クラス2 違いを振り返ると、クラス1は「完全に正常な細胞」、クラス2は「炎症などによる軽度の形態変化はあるものの良性の細胞」と細分化されていました。これに対し、現行のベセスダシステムでは、軽微な炎症性変化が含まれていても悪性リスクが極めて低ければ、すべて包括してNILMと評価します。

一方で、受診者が最も混同しやすいのがASC-USとNILMの違いです。NILMが「明らかに異形成ではない」と断定された細胞であるのに対し、ASC-US(意義不明異型扁平上皮細胞)は「良性の炎症反応なのか、それとも軽度の異形成が始まっているのか顕微鏡下で白黒をつけられない境界線の細胞」を意味します。NILMと診断された段階では、治療や経過観察の対象となる病変は見つかっていないという安心材料として受け止めることができます。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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