コンクリートのヤング係数はどう決まる?計算式と単位・盲点を徹底解説
コンクリートのヤング係数はどう決まる?計算式と単位・盲点を徹底解説についての最新情報を徹底解説します。
Q1:コンクリートのヤング係数は一般的にどのくらいの数値ですか?
A1:普通コンクリート(設計基準強度 Fc=21〜36 N/mm²)の場合、概ね22〜30 GPa(22,000〜30,000 N/mm²)の範囲に収まります。一般的な鋼材のヤング率が約205 GPaですので、コンクリートの剛性は鋼材のおおよそ7分の1から10分の1程度となります。
Q2:ヤング係数の単位であるGPaとN/mm²はどう換算しますか?
A2:1 GPa = 1,000 N/mm²です。たとえば「25 GPa」と図面に記載されている場合、構造計算で用いるN/mm²単位系に直すと「25,000 N/mm²」となります。旧単位系の「kgf/cm²」に直す場合は、およそ10倍(厳密には9.80665で割る)となるため、約2.55×10⁵ kgf/cm²となります。入力時の桁違いには細心の注意を払ってください。
Q3:建築学会基準と土木学会基準でヤング係数が異なるのはなぜですか?
A3:建築構造物と土木構造物で、対象とする部材厚、荷重の作用形態、および安全率の体系が異なるためです。建築規準は骨材種類や気乾密度の影響をきめ細かく織り込んだ「1/3乗」に基づく半理論式を重視し、土木示方書は橋脚や大型部材の実験データに即したシンプルな「平方根」の式を採用しています。強度が40 N/mm²を超える領域では土木式のほうがヤング係数が高めに出る傾向があります。