冬の多肉を枯らす水やりの罠とは?根腐れを防ぐ休眠期の新常識
冬の多肉を枯らす水やりの罠とは?根腐れを防ぐ休眠期の新常識に関する気になる情報を初心者にも親しみやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。
では、具体的にいつ、どのように水を与えれば良いのか。園芸界の第一人者として知られる羽兼直良氏の知見や近年の栽培データを集約すると、極めて論理的な水分管理のタイムラインが浮かび上がってくる。
最優先すべき絶対条件は「水やりをする時間帯」だ。春や秋と違い、冬の水やりは必ず「晴天が約束された日の午前中(9時〜11時頃)」に行わなければならない。これから気温が上がる時間帯に与えることで、日中のうちに余分な水分を蒸発させ、冷え込む夜間までに鉢内温度が下がりすぎるのを防ぐためだ。
気温ごとのアプローチも明確にしておきたい:
・最高気温10度以上/最低気温3度以上:表土が完全に乾いてからさらに数日〜1週間空け、鉢底から流れ出ない程度の軽めの潅水(鉢の3分の1を湿らせるイメージ)。頻度は月1〜2回程度。
・最高気温8度以下/最低気温0度前後:ほぼ完全断水。下葉にしわが寄り、株全体が縮こまってきた場合のみ、暖かい日の日中にぬるま湯(常温の汲み置き水)を少量、株元に垂らす程度。頻度は月1回以下。
・氷点下の予報が出ている日:一切の水やりを禁止する。
冷たい水道水をそのまま注ぐ行為は、植物にとって氷水を浴びせられるようなショックを与える。室内で半日置いて室温に馴染ませた水を使うという細やかな配慮が、生死を分ける。