座薬と坐薬の決定的な違いとは?公的表記の謎と正しい使い方を解説
座薬と坐薬の決定的な違いとは?公的表記の謎と正しい使い方を解説について知っておくべき ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。
国の医薬品基準である日本薬局方において、正式に採用されている製剤総則上の名称は「坐剤(ざざい)」である。厚生労働省が管轄する省令や告示、さらには医薬品医療機器総合機構(PMDA)が公開する添付文書データベースに至るまで、公的な医療情報では一貫して「坐」の文字が用いられる。「座薬」という表記は法的な医薬品規格としては定義されておらず、医療・ヘルスケアの専門領域における標準コードや学術論文では「坐剤」または「坐薬」と記すのが鉄則だ。
「坐」という漢字は「すわる」「どっかと腰を据える」という身体の動作そのものを指す会意文字である。患部にしっかりと留まり、有効成分を放出するという製剤の特性を的確に表しているため、薬学の専門用語として頑なに守られ続けてきた。