賞状と表彰状の違いとは?感謝状との使い分けや恥をかかないマナー完全解説

賞状と表彰状の違いとは?感謝状との使い分けや恥をかかないマナー完全解説の真相について、最新情報を基に徹底解説します。

表彰状の文面を作成する際、最も注意すべき伝統的作法が「文中に句読点(、や。)を一切打たない」という点です。現代のビジネス文書では違和感を覚えるかもしれませんが、これには歴史的な2つの決定的な理由があります。

第1の理由は、相手に対する敬意です。かつて毛筆で書かれていた日本の古典や公式文書には句読点がありませんでした。句読点は「読解を補助するための記号」であったため、相手に句読点付きの文面を渡すことは「あなたには句読点がないと読めないでしょう」と見下す失礼に当たると考えられていた名残です。

第2の理由は、縁起担ぎです。「お祝い事や喜ばしい栄誉に区切りをつけない(終わりを告げない)」という意味を込め、文章を途中で区切る「、」や終わらせる「。」を避けてスペース(一文字空け)や改行で文章を整えます。

賞状の標準的な文面構成は、以下の6要素で組み立てるのが基本です。

1. 表題:「表彰状」「賞状」など、文書の性格を示すタイトル。
2. 受領者名:受賞者の氏名や部署・肩書。文字の大きさは表題と同等かやや小さめ。
3. 主文(表彰理由):どのような功績があったかを具体的に述べる本文。
4. 結びの言葉:「これを賞します」「深く敬意を表します」などの定型句。
5. 贈呈日付:式典の開催日または授与日。
6. 贈呈者名:授与する組織名、代表者の役職および氏名(社印や代表者印を押印)。

なお、受領者名に付ける敬称については、古くから公式文書では「殿」が多用されてきましたが、近年は「殿は目下に対して使う言葉」という印象を持つ人が増えたため、一般企業や民間団体では「様」を採用するケースが主流になりつつあります。公的機関を除き、受領者への純粋な敬意を示す目的であれば「様」を選んで差し支えありません。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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