ロジウムコーティングとは?剥がれる理由と金属アレルギーの真相
ロジウムコーティングとは?剥がれる理由と金属アレルギーの真相に関する主要な事実を分かりやすくまとめました。詳細な解説をご確認ください。
ロジウムコーティングとは、白金族(プラチナの仲間)に属する希少貴金属「ロジウム(Rhodium)」を、電気メッキの技術を用いてジュエリーの表面に薄く析出させる表面処理加工を指します。ロジウム自体は産出量が極めて少なく、国際相場においても時期によっては金(ゴールド)やプラチナを遥かに凌ぐ高値で取引されるプレシャスメタルです。非常に硬質で光の反射率が高く、酸やアルカリ、硫化水素などの腐食性物質に対しても極めて高い耐食性を誇る特性を備えています。
貴金属加工の現場では、主にシルバー925やK18ホワイトゴールド(K18WG)、真鍮などのアクセサリーに対して施工されます。被膜の厚みは通常0.05〜0.5ミクロン(μm)程度と非常にミクロの世界ですが、この薄い膜が一枚介在するだけで、空気中の硫黄分による黒ずみ(硫化)を物理的に遮断し、鏡のような強い白銀色の光沢を生み出します。
ここで消費者が最も注意すべきは、販売サイト等で見かける「プラチナ仕上げ」というセールスコピーです。多くの消費者が「表面にプラチナがコーティングされている」と錯覚しがちですが、実態はプラチナ仕上げロジウム違いという専門用語の混同に起因します。業界内で言うプラチナ仕上げとは「プラチナと同等の色合い・光沢を持たせるためにロジウムメッキを施した加工」を意味する商用表現に過ぎず、実際にプラチナ自体をメッキしているケースは極めて稀です。言葉の響きに惑わされず、施されている加工の本質がロジウム被膜であることを正しく認識する必要があります。