大空焦がす熱狂凧と夜を揺らす激練り!浜松まつり完全攻略ガイド
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日本三大砂丘の一つに数えられる中田島砂丘のほど近く、専用の凧揚げ会場に一歩足を踏み入れると、肌を刺すような潮風に乗って独特の擦過音が耳を打つ。数百畳分にも及ぶ広大な敷地で繰り広げられるのは、各町が威信をかけて揚げる「遠州大凧」の競演だ。畳数枚分から時には10畳大にも達する巨大な和紙と竹の骨組みが、遠州のからっ風を捉えて一気に急上昇していく。
圧巻は、空中で凧糸を激しく交差させて相手の糸を切り落とす「糸切り合戦」である。麻糸を擦り合わせる摩擦で白煙が立ち上り、焦げた匂いが漂う中、地上では数百人の引き手たちが足を踏ん張り、渾身の力で糸を手繰り寄せる。組長の合図一つで砂煙を巻き上げながら一斉に走り出す男たちの形相は、まさに戦国絵巻さながらの気迫に満ちている。