似ているようで別物!バイオリンとビオラの違いや見分け方を徹底解説
似ているようで別物!バイオリンとビオラの違いや見分け方を徹底解説の全貌を分かりやすくまとめてご紹介します。
演奏面における最大の参入障壁として語られるのが、使用する「音部記号」の違いです。ピアノやバイオリンでおなじみの「ト音記号」や、チェロが使う「ヘ音記号」とは異なり、ビオラの楽譜は原則として「アルト記号(ハ音記号)」で記譜されます。
アルト記号は、中央のくぼみが五線の第3線(真ん中の線)を指しており、この位置が「真ん中のド(C4)」を表します。ト音記号に慣れ親しんだ演奏者がアルト記号の楽譜を見ると、普段「シ」に見える位置が「ド」になり、「ソ」に見える位置が「ラ」になるなど、頭の中で激しい読み替え処理が必要になります。
なぜこのような特殊な記号を用いるのでしょうか。理由は明快で、ビオラの主要音域をト音記号で書くと下側の加線(下にはみ出す線)だらけになり、ヘ音記号で書くと上側の加線だらけになって視認性が極端に落ちるためです。五線譜の中央にちょうど音域が収まるアルト記号は、ビオラ奏者にとって最も合理的な記譜法なのです。