ドアの謎金具「フランス落とし」とは?名前の由来から故障の直し方まで徹底解説
ドアの謎金具「フランス落とし」とは?名前の由来から故障の直し方まで徹底解説の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でまとめました。
「フランス落とし」とは、主に観音開きの両開きドアや、幅の異なる扉を組み合わせた親子扉において、普段は開け閉めしない側の扉(子扉)を枠にしっかり固定するための錠前金具です。英語圏では「Flush Bolt(フラッシュボルト)」と呼ばれ、扉の厚み部分(小口=こぐち)に平らに埋め込まれる形状が基本となっています。
構造そのものは非常に合理的です。扉側面の目立たない位置に操作レバー(ツマミ)が設けられており、これを指先で上下に動かすと、扉の内部を通る長い金属棒である「ロッド棒」が連動してスライドします。扉の上下両端から飛び出したロッド棒の先端が、上枠の鴨居や床面に埋め込まれた「受け金具(ストライクや壺車)」の穴にカチリと差し込まれることで、子扉が壁のようにビクともしない固定状態を作り出します。
表に見えるのは小さな操作パネルだけですが、内部では扉の上端・下端まで縦断する長いロッド棒が動いています。玄関ドアでは防犯性と気密性を保つため上下2箇所に備え付けられるのが標準的で、親扉の施錠を受け止める強固な土台としての役割を一手に担っています。