胃腸炎で病院に行くべきか?受診目安と放置の危険サインを医師目線解説

胃腸炎で病院に行くべきか?受診目安と放置の危険サインを医師目線解説とは一体何なのか? 背景や要点を整理してお届けします。

Q1:胃腸炎の疑いがある場合、救急車を呼ぶ判断基準は何ですか?
A1:意識がぼんやりして呼びかけに応じない、呼吸が荒く小刻みになっている、真っ赤な血便や大量の黒色便を吐いた(または排便した)、お腹全体が板のように硬く触るだけで激痛を叫ぶ、といった場合は一刻を争う急性腹症や重篤な脱水、ショック状態の可能性があります。迷わず119番通報で救急車を要請してください。判断に迷う場合は、救急安心センター事業(#7119)へ電話相談するのも有効です。

Q2:急性胃腸炎が完全に治るまでの期間はどのくらいかかりますか?
A2:一般的なウイルス性胃腸炎の場合、嘔吐のピークは約12〜24時間、下痢や微熱は2〜3日間で峠を越え、多くは3〜5日以内に通常生活へ復帰できます。一方、カンピロバクターなどの細菌性胃腸炎は発熱や下痢が長期化しやすく、完治までに1週間から10日前後を要することがあります。1週間以上水様便や強い腹痛が続く場合は、単なる胃腸炎以外の疾患を疑い再受診が必要です。

Q3:同居家族がいる場合、家庭内感染を防ぐ具体的な対策はありますか?
A3:ノロウイルスはアルコール消毒液がほとんど効きません。塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)を水で薄めた消毒液(バケツ1Lの水にペットボトルのキャップ2杯分・濃度約0.02%)を用意し、ドアノブ、蛇口、トイレの便座やレバーを拭き上げてください。吐瀉物を処理する際は、マスクと使い捨て手袋を着用し、ペーパータオルで外側から内側へ静かに拭き取り、0.1%濃度の次亜塩素酸ナトリウムで浸すように密封廃棄します。タオルの共用も絶対に避けてください。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest