聖泉大学の募集停止と閉学の真相|看護学部も撤退の理由と現在

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ネット上の掲示板やSNSでは、大学の募集停止に関して事実無根の噂や一方的な偏見が書き込まれるケースが少なくありません。聖泉大学に関してもいくつか誤った言説が見受けられます。

代表的な誤解が「国家試験の合格率が低迷して評判が落ちたから潰れた」という言説です。しかし、厚生労働省が公表している看護師国家試験の合格者状況を確認すると、聖泉大学の合格率は例年95%〜100%近い高水準を記録しており、全国平均(約90%前後)を上回る実績を残していました。現場の指導力や教育水準そのものが破綻していたわけではありません。

もう一つの誤解は「偏差値の急落が直接の原因」という見方です。聖泉大学の看護学部の偏差値は概ね45.0〜47.5付近で推移しており、地方私大の看護系としては中堅規模を維持していました。倒産の危機に瀕したというよりは、「18歳人口の急減」と「全国的な看護系大学の定員供給過剰」というマクロな構造変化に飲み込まれたのが実態です。日本私立学校振興・共済事業団の調査でも明らかなように、私立大学の半数以上が定員割れを起こす激変期において、地方都市・単科大学という条件が不利に働いた結果と言えます。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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