「謝礼」と「御礼」の違いを解説!失礼や税金トラブルを避ける極意

今注目を集めている 「謝礼」と「御礼」の違いを解説!失礼や税金トラブルを避ける極意について、主要な情報を整理して公開しています。

単なるマナーの問題にとどまらず、実質的な実務リスクとなるのが税務だ。ここを曖昧にしておくと、税務調査で手痛い追徴課税を受けるリスクを背負うことになる。

国税庁の指針や公式Webサイト「タックスアンサー」によると、個人の専門家や外部協力者に支払う「謝礼」は、実質的に原稿料や講演料、コンサルティング料といった労働の対価(報酬)とみなされる。そのため、支払う企業側には源泉徴収の義務が生じるのが原則だ。対価性のあるお金を「これは感謝の御礼だから」と言い張って源泉所得税を差し引かずに全額渡してしまうと、後から企業側が源泉徴収漏れを指摘されることになりかねない。

受け取る個人側の税務申告においても注意が必要だ。対価として受け取った金品は事業所得や雑所得として確定申告の対象となる。一方で、個人的な贈答としての「御礼」であれば、年間75万円(基礎控除額)を超える場合などを除き、原則として雑所得ではなく贈与税の範疇で議論される。支払う側も受け取る側も、お金の名目ではなく「対価性の有無」で税務上の扱いが決まる点を肝に銘じるべきだ。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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