卵巣がんはエコー検査でどこまでわかる?初期症状と見落とし防止策

卵巣がんはエコー検査でどこまでわかる?初期症状と見落とし防止策の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

卵巣の状態を観察する際、主に使用されるのが経膣超音波断層法(経膣エコー)である。プローブを膣内に挿入して卵巣のすぐ近くから超音波を照射するため、お腹の上からあてる経腹エコーに比べて圧倒的に解像度が高く、数ミリ単位の嚢胞(水がたまった袋)や腫瘤の有無を詳細に確認できる。

エコー画像上では、卵巣のサイズ、内部が液体なのか固形物(実質成分)なのか、あるいは壁の厚みや突起(乳頭状突起)の有無などが観察される。一般的に、内部が透明な液体のみであれば良性の卵巣嚢胞である可能性が高い。一方で、固形部分が混在していたり、内部の隔壁が異常に厚くなっていたりする場合は、卵巣癌を含む悪性腫瘍や境界悪性腫瘍が疑われる。

しかし、エコー検査にも明確な限界が存在する。超音波画像だけで「完全に良性」か「悪性(がん)」かを確定することは原理的に不可能だ。画像上の形状が良性腫瘍に似ていても、組織を顕微鏡で観察すると悪性細胞が含まれているケースがあるためだ。エコーはあくまで「異常な腫れや構造の変化を見つけるツール」であり、確定診断にはさらなる精密検査や手術による病理組織診断が不可欠となる。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest