子供のインフルエンザ予防接種、1回でも本当に効果あるの?医師が明かす真相
子供のインフルエンザ予防接種、1回でも本当に効果あるの?医師が明かす真相とはどのようなものなのか? 主要なファクトを整理してお届けします。
ネットの掲示板や知恵袋には「インフルエンザ 予防接種 1回 効果 ない」という検索が今も多く見られる。これは、1回接種でインフルエンザにかかってしまった子供の体験談が散見されることに起因している。実際、「1回だけ打ったけど、結局インフルエンザにかかった」という声は少なくない。だが、これは「ワクチンが無意味だった」のではなく、1回接種では抗体価が十分に上がりきらなかった可能性が高い。
一方で、小児科の現場では「上の子がインフルエンザにかかって、下の子も発症した。でも下の子は去年2回打っていたせいか、熱が1日で下がった」という声も聞かれる。ワクチンの目的は感染を100%防ぐことではなく、重症化を防ぎ、症状を軽くし、回復を早めることにある。この点を理解していないと、「打ったのに意味がなかった」という誤った結論に至ってしまう。
また、SNS上では「1回目で熱が出たから2回目を打たせたくない」という保護者の声も多い。実際のところ、小児における1回目の副反応としての発熱頻度は、報告によってばらつきがあるものの、おおむね5〜10%程度とされている。これは重篤なものではなく、大半は接種後24時間以内に自然に解熱する。ただし、過去に強いアレルギー反応やけいれんを起こしたことがある子供は、接種前に必ず医師へ相談すべきだ。