ハガキにシールを貼ると届かない?郵便規定と料金不足を防ぐ全ルール
ハガキにシールを貼ると届かない?郵便規定と料金不足を防ぐ全ルールとはどのようなものなのか? 詳しい意味を整理してお届けします。
ポストに投函したハガキが数日後、無情にも「料金不足」の付箋を貼られて自宅ポストへ戻ってくる――この現象を引き起こす決定打は、ハガキという郵便物に課せられた極めて厳格な「規格制限」にあります。
日本郵便の内国郵便約款において、通常はがきの規定は厳密に定められています。基本サイズ(長辺14.0〜15.4cm、短辺9.0〜10.7cm)はもちろんのこと、見落とされがちなのが「重さは2g以上6g以下」という重量枠です。官製はがき(標準的な通常はがき)自体の重さは約3g前後。つまり、シールや応募券、写真などを貼り付けて増やすことができる重さは、実質的にわずか3g未満しか残されていません。
厚手のキャンペーン応募シールを何枚も重ね貼りしたり、光沢のある写真用紙を裏面全体に貼り付けたりすると、総重量が容易に6gの壁を突破します。制限を超過した瞬間、その郵便物は「通常はがき」としての資格を失い、自動的に「第一種郵便物(手紙・封書)」の規格へと振り分けられます。
2026年10月の郵便料金改定に伴うハガキ規定の見直し以降、通常はがきは85円、第一種定形郵便物は50gまで一律110円に統一されています。つまり、6gをわずか0.1gでもオーバーしたハガキは「25円のハガキにシールを貼る追加料金」が発生する計算になります。85円切手しか貼られていないハガキは料金不足と判定され、差出人へ返送されるか、最悪の場合は受取人側に不足分の支払いが請求される事態に発展します。これこそが、ハガキが届かない理由と注意点の中で最も件数が多いトラブルの真相です。