ク活用・シク活用の見分け方完全攻略!「なる」をつける秘訣と活用表

ク活用・シク活用の見分け方完全攻略!「なる」をつける秘訣と活用表を徹底追究! 読者が気になる 情報と解説を分かりやすく展開します。

ネット上の学習解説ブログや動画では「現代語の『なる』をつければ100%解決する」と謳われるケースが散見されますが、これは半分正しく、半分は危険な単純化です。難関大学入試や共通テストの難問では、まさにその「安易な現代語感覚」を逆手に取った出題が仕掛けられます。

最大のトラップは、現代語と古文で活用の型が逆転している単語や、現代語に直すと不自然になる大学受験古典の重要単語の存在です。代表例が「多し(おほし)」と「憂し(うし)」です。

現代語では「多い」という言葉があるため、感覚的に「多くなる=ク活用」と正しく導ける受験生もいますが、「多し」の終止形を見た際に「おほ・し」なのか「お・ほし」なのかで迷い、シク活用と誤認するケースが多発します。「多し」は語幹が「多(おほ)」、活用語尾が「し」であるため、明確に形容詞のク活用です。

また、「憂し(つらい、嫌だ)」という単語は現代語で「憂い(うれい)」や「憂鬱」といった言葉に変化しているため、「なる」を機械的につけようとすると判断に迷います。「憂し」は「憂く+なる」と接続するためク活用です。同様に「愛し(はし)」や「口惜し(くちをし)」など、現代語の語感が古文の原義と乖離している語彙は、単なる裏ワザ頼みではなく、重要単語帳で個別に識別パターンを押さえておく必要があります。

もう一つの盲点が形容動詞との見分け方です。「あやし(怪し)」は形容詞(シク活用)ですが、「あやにくなり」「あやしげなり」は形容動詞(ナリ活用)です。語尾が「〜なり」「〜たり」で言い切れるものは形容動詞であり、形容詞とは活用体系そのものが異なります。「なる」をつけた結果「〜になり」と助詞の「に」が挟まる場合は形容動詞の連用形であるため、形容詞の活用判定ルールを適用してはなりません。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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