J-Popとは?歌謡曲との決定的な違いとラジオ発祥の真相を徹底解説

J-Popとは?歌謡曲との決定的な違いとラジオ発祥の真相を徹底解説とはどのようなものなのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。

現在では辞書にも掲載されるほど一般化した「J-POP」という言葉ですが、最初から自然発生した音楽ジャンルではありません。その起源は1988年10月、東京都を放送対象地域として開局した民放FMラジオ局「J-WAVE(開局当初の社名はエフエムジャパン)」の編成会議にまで遡ります。

当時、日本の音楽シーンにおける主流は、テレビの歌番組を席巻していた昭和の歌謡曲やアイドルソング、演歌でした。しかし、J-WAVEは開局にあたり「More Music, Less Talk(より多くの音楽を、より少ないおしゃべりで)」を掲げ、徹底して洗練された洋楽中心のステーションイメージを構築しようと試みます。そこで課題となったのが、編成上でどうしても避けて通れない「国内アーティストの楽曲をどう扱うか」という問題でした。

当時の特番インタビューや局関係者の証言記録によると、現場のディレクター陣は「演歌や泥臭い歌謡曲と同じ枠組みで括りたくない」「マイケル・ジャクソンやスティーヴィー・ワンダーの直後に流してもリスナーが違和感を抱かない、ビートの効いた都会的な日本の音楽を新しい言葉で呼びたい」という強い危機感を抱いていました。そこで生み出されたのが、ジャパン(Japan)の頭文字と洋楽ポップスを掛け合わせた「J-POP」という造語でした。

折しも1993年にはサッカーのプロリーグ「Jリーグ」が開幕し、世間には「J」というプレフィックスに対する先進的でスタイリッシュなイメージが急速に定着していきます。タワーレコードやHMVなどの外資系大型CDショップが日本全国へ進出する過程で、CD売り場の棚札(インデックス)として「J-POP」の看板を大々的に掲げたことで、ラジオ局発のマーケティング用語は一気に国民的ジャンル名へと定着しました。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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