子供の急な腹痛は盲腸じゃない?腸間膜リンパ節炎の症状と入院・対処法

子供の急な腹痛は盲腸じゃない?腸間膜リンパ節炎の症状と入院・対処法について見逃せない 事実を厳選して解説いたします。

腸間膜リンパ節炎は小児の疾患というイメージが定着していますが、稀に成人が罹患することがあります。成人における腸間膜リンパ節炎の症状は、小児に比べて初期の鑑別が極めて難航しやすいという特徴を持ちます。

大人の場合、リンパ組織の生理的退縮がすでに完了しているため、単純な風邪ウイルスだけでリンパ節が著大化することは稀です。成人で本症を発症する場合、エルシニア菌やカンピロバクターによる細菌性腸炎、あるいはクローン病や潰瘍性大腸炎といった炎症性腸疾患(IBD)、さらには大腸憩室炎や婦人科系疾患(卵巣茎捻転、骨盤腹膜炎)との鑑別が必須となります。

大人の患者が右下腹部痛を訴えて来院した場合、医療機関では超音波検査だけでなく造影CT検査が第一選択となる傾向があります。CT画像上で、盲腸周囲の脂肪組織混濁とともに長径10mmを超えるリンパ節腫大が確認され、かつ虫垂や大腸壁に異常所見が認められない場合に初めて「成人性腸間膜リンパ節炎」としての確定診断が下されます。

成人の症状は小児よりも鈍い持続痛となる場合があり、発熱や下痢を伴うことも多いです。「大人の盲腸もどき」として見過ごされがちですが、背後に悪性リンパ腫などの血液腫瘍や自己免疫性疾患が隠れていないかを慎重にモニタリングする必要があります。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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