「遊びをせんとや生まれけむ」本当の意味とは?梁塵秘抄と悲哀の真相
「遊びをせんとや生まれけむ」本当の意味とは?梁塵秘抄と悲哀の真相について知っておくべき 理由を分かりやすく解説いたします。
Q1:この歌の作者は後白河法皇ですか?
A1:いいえ、作者は不明(詠み人知らず)です。平安末期の街頭や川べりで民衆や遊女たちが口ずさんでいた流行歌(今様)を、後白河法皇が採集・編纂して『梁塵秘抄』に収めました。
Q2:全文の4句にはどのような言葉が続きますか?
A2:「遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけむ 遊ぶ子どもの声きけば わが身さへこそ動がるれ」と続きます。遊んでいる子どもの声を聞くと、大人の自分までつられて体が動き出してしまうという衝動が描かれています。
Q3:なぜ『梁塵秘抄』は長い間忘れ去られていたのですか?
A3:平安時代末期の政治激変や戦乱により、貴族中心の社会が崩壊したことで今様という芸能自体が急速に衰退しました。全20巻あったとされる書物も大部分が散逸し、わずかに残された写本が明治末期(1911年)に国文学者の佐佐木信綱らによって発見されるまで、約700年もの間、歴史の闇に埋もれていました。
Q4:大河ドラマ『平清盛』以外にも有名な引用例はありますか?
A4:数多くの文学作品やアニメ・漫画でオマージュされています。例えば、作家の吉川英治や太宰治の作品群における引用のほか、古典を題材にした劇中歌や合唱曲、現代ポップスの歌詞のモチーフとしても幅広く採用されています。