足の親指のしびれ放置は危険?ピリピリ感の根本原因と受診の目安
足の親指のしびれ放置は危険?ピリピリ感の根本原因と受診の目安についての真相を徹底解説します。
Q1:足の親指のしびれを放置すると最終的にどうなりますか?
A1:原因疾患によりますが、神経の圧迫が長期間続くと神経線維そのものが不可逆的な変性を起こし、圧迫を取り除いても一生しびれや知覚鈍麻が残る恐れがあります。また、第5腰神経の重度麻痺に至ると「下垂足(足首が持ち上がらず垂れ下がった状態)」となり、正常な歩行が困難になります。糖尿病が原因の場合は、痛みを感じないまま足潰瘍が悪化し、最悪の場合は下肢切断に至るケースもあるため早期対応が鉄則です。
Q2:外反母趾の手術をしなければ、親指のしびれは絶対に治りませんか?
A2:必ずしも手術が必要なわけではありません。初期から中等度であれば、靴のトウボックス(つま先部分)に十分なゆとりを持たせ、足底挿板(医療用インソール)で横アーチを補正することで、神経への機械的圧迫を解消ししびれを大幅に軽減できます。ただし、骨の変形角が極めて大きく、保存療法を行っても神経痛や歩行痛がコントロールできない場合は、骨切り術などの整形外科手術が適応となります。
Q3:整形外科に行っても「骨には異常がない」と言われました。次に行くべきは何科ですか?
A3:レントゲン撮影で骨に異常が見当たらない場合、骨以外の軟部組織(椎間板、神経自体、血管)に問題がある可能性が高いです。同じ整形外科でも脊椎脊髄病学会の認定医が在籍する専門外来でMRI検査を受けるか、あるいは神経の伝達機能を精密に測れる「脳神経内科(神経内科)」の受診を推奨します。また、慢性的な冷えや下肢の拍動低下を伴う場合は、閉塞性動脈硬化症などを鑑別するために「血管外科」「循環器内科」への相談も視野に入ります。