短下肢装具の種類と選び方徹底比較!片麻痺リハビリと費用負担のリアル
短下肢装具の種類と選び方徹底比較!片麻痺リハビリと費用負担のリアルの重要ポイントをお届けします。最新トレンドが満載です。
インターネット上の掲示板やSNSでは、装具に関して医学的に誤った言説が散見されます。最も危険な誤解が「退院時に病院で作った装具を、壊れるまで一生使い続ければよい」という思い込みです。
人間の麻痺の回復プロセスや加齢による筋力変化は、退院後も年単位で継続します。回復期には足首を完全に固定する必要があった患者でも、数年後には随意性(自分の意志で動かせる力)が戻り、より自由度の高い装具やインソール(足底腱膜炎用等の装具)へステップダウンできる場合があります。逆に、加齢や活動量低下によって麻痺側の内反尖足が悪化し、装具のベルトが食い込んで皮膚潰瘍(褥瘡)を引き起こしているケースも現場では頻繁に確認されます。
ここで重要な制度的知識が、短下肢装具の耐用年数と更新のルールです。公的制度において、プラスチック製短下肢装具の耐用年数は原則として1.5年(金属支柱付きは3年)と定められています。これは「1年半で壊れる」という意味ではなく、「1年半経過すれば、医学的な状態変化や摩耗に応じて公的支援を受けて作り直すことが認められる」という法的な基準です。
プラスチックのシェル(外殻)は、毎日の歩行の衝撃と紫外線によって経年劣化し、知らず知らずのうちにたわみやヒビ割れが生じます。反発力が失われた装具を使い続けることは、ブレーキの効かない車を運転するようなものであり、転倒骨折のリスクを飛躍的に高めます。最低でも年に1回は、処方医や義肢装具士によるメンテナンスを受けることが不可欠です。