甘麹の作り方完全版|甘くならない・酸っぱい失敗を防ぐ黄金比率と温度
今注目を集めている 甘麹の作り方完全版|甘くならない・酸っぱい失敗を防ぐ黄金比率と温度について、詳しいまとめを分かりやすく掲載しています。
家庭で仕込む際、主力を担うのが炊飯器とヨーグルトメーカーです。どちらの熱源を選ぶかによって水分の蒸発量や対流が異なるため、配合比率の微調整が欠かせません。製菓材料大手の富澤商店が公開しているレシピデータでも、米麹と水だけで仕込む「全麹仕込み(濃厚タイプ)」と、ご飯を加えて水分量を増やした「ご飯ブレンド仕込み」の2系統が提示されています。調味料として濃厚な甘味を求めるなら、米麹と水のみで作る全麹仕込みが適しています。
米麹で作る甘麹の黄金比率は、仕上がりのとろみと糖度を左右します。乾燥麹と生麹の違いにも配慮が必要で、生麹は水分をすでに含んでいるため水と同量(1:1)で綺麗にまとまりますが、乾燥麹を使う場合は吸水量が多いため、米麹1に対して水を1.2〜1.3倍程度まで増量しないと、麹が水分を吸い尽くしてパサつき、糖化反応が途中で止まってしまいます。
なお、甘酒と甘麹の違いについて混乱する消費者が少なくありません。本質的な原材料は同じ米麹由来ですが、甘麹はいわば「加水を最小限に抑えた原液・濃縮タイプ」です。そのまま料理にスプーン単位で活用できるペースト状であり、これを2〜2.5倍の湯や水で割った液体が一般に飲用される甘酒となります。