首の付け根のしこりは放置Ng?痛みの有無でわかる危険度と受診科
首の付け根のしこりは放置Ng?痛みの有無でわかる危険度と受診科についての疑問解決ガイドをお届けします。
首のしこりを触診する際、最も慎重な見極めを迫られるのが造血器腫瘍です。首のリンパ節腫脹 原因と対処法を考える上で、一時的なウイルス感染と全身疾患の鑑別は最優先事項にあたります。健康な若年者であっても、EBウイルスやサイトメガロウイルス感染による伝染性単核球症では、両側の頸部リンパ節が著明に腫大して高熱を伴うことがあります。
これに対し、悪性腫瘍としての首のしこり 悪性リンパ腫の症状には極めて特徴的な臨床像が存在します。腫れ上がったリンパ節は「消しゴム」あるいは「硬いゴムボール」のような独特の弾力性を持ち、指で押しても熱感や強い痛みを訴えません。さらに、腫れが首の1箇所にとどまらず、腋窩(わきの下)や鼠径部(足の付け根)など複数の領域に次々と現れる傾向があります。
日本血液学会などの臨床指針でも強調されているのが、いわゆる「B症状」と呼ばれる全身合併症の有無です。原因不明の38度以上の発熱、寝具の交換を要するほどの大量の寝汗(盗汗)、そして半年間で体重が10%以上減少する明らかな消耗症状を伴う場合、悪性リンパ腫の可能性が跳ね上がります。首の付け根にしこりを見つけ、これらの全身症状が重複しているときは、経過観察を選ばず即座に血液内科や頭頸部外科の扉を叩かなければなりません。