セットアッパーとは?抑えとの違いや過酷な役割・評価基準を徹底解剖

セットアッパーとは?抑えとの違いや過酷な役割・評価基準を徹底解剖とは一体何なのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。

野球界における「セットアッパー(Setup Pitcher)」とは、リードしている緊迫した試合終盤(主に8回)に登板し、試合を確実にリードした状態でクローザーへバトンタッチする救援投手を指す。直訳すれば「お膳立てをする者」。9回を締めるクローザーが腕を振るための完璧な舞台を整える(セットアップする)ことがその本質的な任務だ。

多くのファンが疑問を抱くのが、「通常の中継ぎ投手(リリーバー)」や「抑え(クローザー)」との線引きである。広義ではセットアッパーも中継ぎの一部だが、担う局面の重みと起用法はまったく別物と言ってよい。

一般の中継ぎは、先発投手の早期降板をカバーするロングリリーフ、同点時やビハインド(負けている展開)で試合を落ち着かせるモップアップ(敗戦処理)、ワンポイントなど多岐にわたる。登板イニングも定まっておらず、試合の流れに応じた柔軟な運用が求められる。

これに対し、セットアッパーの出番は極めて限定的かつ過酷だ。「3点差以内のリード」、あるいは「同点で迎えた勝負どころの8回」という、1球の失投がチームの敗北に直結するシチュエーションでしかコールされない。7回・8回・9回を固定した継投パターンは「勝利の方程式」と呼ばれ、かつての阪神タイガースにおける「JFK(ジェフ・ウィリアムス、藤川球児、久保田智之)」や、中日ドラゴンズの「浅尾拓也・岩瀬仁紀」のように、球史に名を刻む黄金期には必ず盤石なセットアッパーが存在していた。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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