魔女の宅急便のモデル街はどこ?公式ロケ地とクロアチア説の真相を解明

魔女の宅急便のモデル街はどこ?公式ロケ地とクロアチア説の真相を解明の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

コリコの町の成り立ちを知るうえで、最も確かな手がかりとなるのがスタジオジブリによる宮崎駿監督のロケ地公式発表資料です。映画の公開当時のパンフレットや、スタジオジブリ責任編集の『ジブリの教科書5 魔女の宅急便』(文春ジブリ文庫)などにおいて、公式にロケハン(現地取材)を行った地として明記されているのは、北欧スウェーデンの首都ストックホルムと、バルト海に浮かぶゴットランド島の中心都市ヴィスビーです。

1988年秋、宮崎駿監督をはじめとする主要制作スタッフは、映画の舞台設定を固めるためにスウェーデンへ渡航しました。当時監督が抱いていたビジョンは「第二次世界大戦を経験しなかった、1950年代の豊かなヨーロッパ」という架空のパラレルワールドでした。古き良き石畳の佇まいと、適度に近代化された市民生活が共存する景観を求め、選ばれたのがこの北欧の2都市だったのです。

ストックホルムでは、中世の面影を色濃く残す旧市街「ガムラスタン」が大きなインスピレーション源となりました。迷路のように入り組んだ路地、重厚な石造りの建築群、そして街路をまたぐアーチなどは、キキがデッキブラシを手に飛び交ったコリコの街並みそのものです。一方、ヴィスビーは「薔薇と廃墟の街」として名高く、城壁に囲まれた赤瓦の平屋と傾斜地、そしてバルト海を見下ろすパノラマが、コリコの牧歌的で開放的な港町特有の空気感に見事に反映されています。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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