鮎の食べ方完全ガイド!骨抜き裏技から料亭マナー・内臓の真相まで
鮎の食べ方完全ガイド!骨抜き裏技から料亭マナー・内臓の真相までの要点や背景を丁寧にまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。
鮎の料理といえば塩焼きが王道ですが、産地や名店では「背ごし(せごし)」と呼ばれる伝統的な刺身料理が供されます。背ごしとは、ウロコや内臓、頭を取り除いた生の鮎を、骨ごと数ミリ単位の極薄切りにし、冷水で締めて余分な脂を落とした料理です。コリコリとした小骨の歯ごたえと、噛むほどに広がる身の甘みは、川魚文化の極致と言えます。
しかし、鮎の生食には医学的・公衆衛生的な観点から厳格な注意が必要です。川魚には「横川吸虫(よこがわきゅうちゅう)」をはじめとする寄生虫が寄生している可能性が極めて高く、一般家庭で釣った天然鮎を安易に刺身や背ごしにして食べる行為は厳禁です。
プロの現場で安全に提供される背ごしには、徹底した安全管理が存在します。 第一に、無菌状態に近い完全管理養殖の鮎を用いること。第二に、厚生労働省の指針に基づく適切なマイナス20度以下で24時間以上の冷凍処理(寄生虫の不活化処理)を施していることです。料亭で提供される背ごしは、酢味噌(ぬた)や生姜醤油を少量つけ、咀嚼をしっかり繰り返して小骨の食感を楽しむのが正統な作法です。安全基準が不明瞭な個人調理の天然生鮎には絶対に手を出さないのが鉄則です。