順列と組み合わせの違いとは?PとCの見分け方と公式をプロが解説

順列と組み合わせの違いとは?PとCの見分け方と公式をプロが解説について見逃せない 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。

高校数学AやSPI対策で必須となる順列と組み合わせの計算公式を整理する上で、まず避けて通れないのが階乗記号の計算ルールです。記号「!(エクスクラメーションマーク)」は、その数から1までを順に掛け合わせる演算を指します。たとえば 4! であれば 4 × 3 × 2 × 1 = 24 となります。なお、便宜上の数学的規約として 0! = 1 と定義されている点も計算上の必須知識です。

順列 nPr は「異なる n 個のものから r 個を取り出して一列に並べる」場合の数であり、n から始めて数字を1ずつ減らしながら r 個の整数を掛け合わせます。一方、組み合わせ nCr は「異なる n 個のものから r 個を取り出す」場合の数であり、公式は nCr = nPr / r! で表されます。なぜ r! で割るのかといえば、取り出した r 個の並び順(r! 通り)を「すべて同一のもの」として相殺し、重複を排除するためです。これがPとCの使い分けの理由の数理的根拠です。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価順列(nPr)n! / (n - r)!
例:5P3 = 5 × 4 × 3 = 60通り役職決定、整数の作成、走順決定など「順序あり」掛け算のカウントダウン方式で暗算しやすく、ミス発生率は低め。組み合わせ(nCr)nPr / r!
例:5C3 = (5 × 4 × 3) / (3 × 2 × 1) = 10通り委員選出、色の選択、手の組み合わせなど「順序なし」nCr = nCn-r の性質(例:5C3 = 5C2)を使うことで計算負荷を半減可能。円順列(n - 1)!
例:5人が円卓に座る = 4! = 24通り円卓着席、輪の配置(回転して重なるものを同一視)1人を固定して残りの直線順列に帰着させる論理の定着が鍵。重複順列nr
例:3つの文字から重複を許して4文字作る = 34 = 81通り暗証番号、コインの裏表、部屋割り各選択肢ごとに「選べる個数」が変化しない特性を視覚化すると明快。重複組み合わせn+r-1Cr
例:3種の果物から重複を許し計5個選ぶ = 7C5 = 21通り同一の玉を区別のある箱に分ける、果物の購入パターン「〇(対象物)と|(仕切り棒)」の並び替えモデルで理解するのが鉄則。

実戦において極めて有用なのが、上記の表にも記載した nCr = nCn-r という対称性の性質です。たとえば「10人から8人を選ぶ(10C8)」計算を行う際、律儀に分子・分母に8つの数字を並べる受験生はいません。「選ばれない2人を決める(10C2)」と考え方を反転させることで、分子は 10 × 9、分母は 2 × 1 となり、わずか数秒で 45通り という数値を導き出せます。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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