順列と組み合わせの違いとは?PとCの見分け方と公式をプロが解説
順列と組み合わせの違いとは?PとCの見分け方と公式をプロが解説に関する疑問を徹底的にまとめました。詳細な解説をチェックしましょう。
高校数学AやSPI対策で必須となる順列と組み合わせの計算公式を整理する上で、まず避けて通れないのが階乗記号の計算ルールです。記号「!(エクスクラメーションマーク)」は、その数から1までを順に掛け合わせる演算を指します。たとえば 4! であれば 4 × 3 × 2 × 1 = 24 となります。なお、便宜上の数学的規約として 0! = 1 と定義されている点も計算上の必須知識です。
順列 nPr は「異なる n 個のものから r 個を取り出して一列に並べる」場合の数であり、n から始めて数字を1ずつ減らしながら r 個の整数を掛け合わせます。一方、組み合わせ nCr は「異なる n 個のものから r 個を取り出す」場合の数であり、公式は nCr = nPr / r! で表されます。なぜ r! で割るのかといえば、取り出した r 個の並び順(r! 通り)を「すべて同一のもの」として相殺し、重複を排除するためです。これがPとCの使い分けの理由の数理的根拠です。
実戦において極めて有用なのが、上記の表にも記載した nCr = nCn-r という対称性の性質です。たとえば「10人から8人を選ぶ(10C8)」計算を行う際、律儀に分子・分母に8つの数字を並べる受験生はいません。「選ばれない2人を決める(10C2)」と考え方を反転させることで、分子は 10 × 9、分母は 2 × 1 となり、わずか数秒で 45通り という数値を導き出せます。