芋がらとは?ずいきとの違いや戻し方・あく抜きの秘訣を徹底解説
芋がらとは?ずいきとの違いや戻し方・あく抜きの秘訣を徹底解説について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。
失敗のない芋がら料理を作るための手順は、大きく「もみ洗い」「水戻し」「酢水でのあく抜き」の3工程に分かれます。この下処理を丁寧に行うことで、嫌なえぐみやチクチク感を100%取り去り、心地よい歯ごたえと澄んだ出汁の染み込みを実現できます。
1. 水戻しともみ洗いのステップ
乾燥状態の芋がらは、手で触れるとパリパリとして折れやすい状態です。まずはボウルにたっぷりのぬるま湯(または水)を張り、芋がらを約15分〜20分間浸します。全体が柔らかく戻ったら、両手で優しく揉むようにして押し洗いを行ってください。繊維の奥に溜まった茶色いアクや汚れが水中に溶け出してくるため、水を2〜3回入れ替えて濁りがなくなるまで繰り返します。
2. 酢を加えた熱湯による「あく抜き茹で」
鍋にたっぷりの湯を沸かし、水1リットルに対して食酢大さじ1〜2杯を加えます。酢に含まれる酢酸の働きにより、シュウ酸カルシウムの微細な結晶構造が脆くなり、えぐみが劇的に消失します。沸騰した湯に食べやすい長さ(4〜5cm程度)に切った芋がらを投入し、弱中火で3分〜5分間茹で上げます。長時間の加熱は芋がら特有のシャキシャキ感を損なう原因となるため、5分以内にとどめるのがプロの鉄則です。
3. 冷水晒しと水切り・保存方法のコツ
茹で上がったらすぐにザルへ上げ、冷水を張ったボウルに移して一気に冷まし、指先で優しく絞って水気を切ります。このとき強く絞りすぎるとスポンジ状の繊維が潰れてしまうため、「おにぎりを優しく握る程度の力加減」で水分を抜くのがポイントです。
一度にまとめて下処理を済ませた場合、小分けにしてラップに包み密封袋に入れれば、冷凍庫で約1ヶ月間の品質保持が可能です。調理時は解凍せずそのまま凍った状態で煮汁や味噌汁に投入できるため、平日の献立作りを大幅に効率化できます。