黒い羽のトンボは不吉?神様トンボと呼ばれる理由と幸運サインの真相
黒い羽のトンボは不吉?神様トンボと呼ばれる理由と幸運サインの真相の重要なポイントについて、専門知識を基に徹底解説します。
黒い羽のトンボが自宅の庭やベランダに入り込んだ際、「植物を食べ荒らすのではないか」「人を刺したり噛んだりする危険はないか」と懸念する声がSNSや相談掲示板で散見されます。 結論から述べると、ハグロトンボをはじめとする黒いトンボは人間や農作物に対して完全に無害であり、極めて優秀な「益虫」です。
昆虫生態学の観察記録によると、成虫の主食はユスリカ、カ(蚊)、ハエ、コバエなどの小型飛翔昆虫です。1日に自らの体重に匹敵する量の害虫を空中で捕食し、人間を刺すカの発生数を自然に抑制してくれる頼もしいプレデター(捕食者)として機能しています。
また、成虫だけでなく水中に棲む幼虫(ヤゴ)も、ボウフラ(蚊の幼虫)などを旺盛に捕食します。ハグロトンボには毒針や毒腺は存在せず、口器も小型の昆虫を噛み砕く程度の力しかないため、誤って手で触れてしまっても人間の皮膚を傷つける心配はありません。