アディショナルタイムとは?ロスタイムとの違いと10分超の真相を暴く

アディショナルタイムとは?ロスタイムとの違いと10分超の真相を暴くに関する知りたいポイントをわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

スタジアムの電光掲示板に掲げられる「+○」という数字は、決して審判団の勘や大雑把な感覚で決まっているわけではありません。アディショナルタイムの決め方には、競技規則に基づいた極めて緻密な運用ロジックが存在します。

国際基準におけるアディショナルタイムの計算基準として、競技規則第7条は以下の事象で失われたすべての時間を正確に合算するよう定めています。

  • 選手交代:1回の手続きにつき一定の標準時間(約30秒〜実測値)を加算
  • 負傷者の状態確認・退出:ピッチ上での応急処置や担架搬出に要した実時間
  • 意図的な時間稼ぎ:ゴールキックやスローインの引き延ばし行為
  • 懲戒罰に伴う遅延:イエローカード・レッドカード提示に伴う騒擾とリスタートの遅れ
  • 飲水タイム・クーリングブレイク:熱中症対策で設けられる1回あたり1分〜3分の公式中断
  • VARレビュー:オンフィールドレビュー(OFR)や交信確認にかかった秒単位の時間
  • 得点後のセレブレーション:ゴールからキックオフ再開までに要した実測時間

ここで多くのファンが抱くのが、「バスケットボールのように時計を止めれば済む話ではないのか」という疑問です。主審が時計を止めない理由は、サッカーのゲーム進行が流動的であり、ホイッスルが鳴るたびに時計を完全静止させるとテレビ放送枠の管理が完全に崩壊すること、さらにはピッチ上の熱量やプレーの連続性というサッカー独自のダイナミズムを保つためです。

実際の現場では、ピッチ上で笛を吹く主審だけでなく、第4の審判員がバックアップ用のストップウォッチや専用端末を用いてサッカーの空費時間を秒単位で厳格にモニタリングしています。44分を経過した段階で第4審判員と主審が無線インカムで協議し、「積算データは4分40秒だから、切り上げて『5分』を掲示する」といった最終決定を下しているのです。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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