日水物流の株は買える?非上場の理由と親会社ニッスイを徹底解剖
日水物流の株は買える?非上場の理由と親会社ニッスイを徹底解剖の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。
日水物流への関心から親会社ニッスイの株式を検討する際、押さえておくべき指標は「株価水準」「株主還元姿勢」「事業ポートフォリオの進化」の3点です。
旧・日本水産から社名変更を行った同社は、単なる「漁業・水産会社」からの脱却を完全に完了させています。水産資源のアクセス力をベースにしつつ、高付加価値な家庭用・業務用冷凍食品、さらには魚油由来のEPA(エイコサペンタエン酸)やDHAを活用した医薬品原料・機能性食品を展開するファインケミカル事業が第3の柱へと成長しました。この複合的なバリューチェーンの要として機能しているのが、日水物流をはじめとするグループ物流網です。
資本政策の面でも、東証のPBR(株価純資産倍率)1倍割れ是正要請を受け、株主還元への姿勢は急速に積極化しています。公式IR資料によると、連結配当性向の目安を35%前後とし、安定的な累進配当を意識した還元方針を打ち出しています。株価はおよそ900円から1,100円前後の値固め局面で推移しており、予想配当利回りは3%前後の水準をキープ。最低売買単位(100株)であれば約10万円前後から投資可能なエントリーのしやすさも個人投資家からの支持を集めています。
また、個人投資家に根強い人気を誇るのが株主優待制度です。基準日(毎年3月末など)において一定数以上の株式を保有する株主に対し、自社製品詰め合わせ(「EPA・DHA配合のフィッシュソーセージ」「特選ツナ缶」「瓶詰ギフト」など数千円相当)が贈呈されます。実質的な利回りを底上げする要素として機能しており、インフレ局面における生活防衛銘柄としての顔も持ち合わせています。