大久野島のうさぎ持ち帰りは違法?禁止理由と密猟の噂を徹底解剖

大久野島のうさぎ持ち帰りは違法?禁止理由と密猟の噂を徹底解剖の重要なポイントについて、専門知識を詳しくお届けします。

「持ち帰り禁止」は単なるモラルやマナーの呼びかけにとどまりません。実際に島からうさぎを持ち去ろうとした場合、複数の現行法によって刑事責任を問われる可能性が極めて高い構造になっています。

大久野島にいるうさぎは、もともと小学校で飼育されていたアナウサギが放たれ繁殖した経緯を持ちますが、公有地および指定公園区域に生息する生物を無許可で捕獲することは、鳥獣保護管理法(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)の違反対象となり得ます。学術研究などの特別な許可がない限り、指定区域内での野生生物の捕獲は厳しく禁じられており、違反者には「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」が科されます。

さらに見過ごせないのが動物愛護管理法との関連です。野生化しているとはいえ、アナウサギは愛護動物に分類されます。無理に捕まえようとして怪我を負わせたり、狭いケージやバッグに押し込んで運搬し衰弱・窒息させたりした場合、みだりな殺傷・虐待とみなされ、最大で「5年以下の懲役又は500万円以下の罰金」という極めて重い刑事罰の対象になります。

瀬戸内海国立公園規制のもと、自然公園法に基づく景観や生態系の維持命令に従わない場合も過料の対象となるため、「軽い旅の記念」や「善意の保護」のつもりで行った行為が、取り返しのつかない前科につながるリスクを孕んでいます。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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