愛猫がずっと寝てるのは病気のサイン?見極めるべき危険兆候と受診の目安
愛猫がずっと寝てるのは病気のサイン?見極めるべき危険兆候と受診の目安に関する疑問を丁寧にまとめました。最新データをご覧ください。
Q1:冬になると夏場よりもずっと寝ている時間が長くなりますが、季節的な変化でしょうか?
A1:はい、健康な猫であっても冬場や雨の日は睡眠時間が長くなる傾向があります。外気温が下がる冬は、体温維持のために基礎代謝のエネルギー消費を節約しようとする野生由来の省エネ行動が働きます。また、日照時間が短くなることでメラトニンの分泌バランスが変化することも理由の一つです。ただし、「起きてきたときに食欲が旺盛で、トイレも正常、毛艶も良い」ことが大前提です。暖房器具の近くで丸まったまま水も飲まない状態であれば、脱水や泌尿器系疾患を疑う必要があります。
Q2:15歳の老猫が1日の大半を寝て過ごしています。起こしたほうがいいですか?
A2:無理に揺り動かして起こす必要はありません。15歳以上のハイシニア期における18〜20時間の睡眠は自然な生理現象です。高齢猫は睡眠の質が変化し、深い眠りに入っている時間帯も増えるため、唐突に触ると驚いて強いパニックや攻撃行動を起こすことがあります。起こすのではなく、定期的な給水・給餌のタイミングで優しく声をかけ、鼻先にフードの匂いを近づけて自然な覚醒を促してください。ただし、呼びかけに対して全く目を開けない、失禁しているなどの場合は加齢ではなく意識障害ですので、直ちに受診してください。
Q3:動物病院に連れて行くだけで大暴れして強いストレスを受けます。それでも連れて行くべき基準は?
A3:通院ストレスを懸念して受診をためらう気持ちは極めて合理的ですが、「呼吸困難」「完全な絶食」「尿が出ない」「意識混濁」のいずれかが生じている場合、通院ストレスを理由に様子を見ることは生命の喪失に直結します。恐怖心が強い猫の場合、事前に動物病院に電話相談し、通院前に自宅で投与できる抗不安薬(ガバペンチン等)を処方してもらう、往診専門の動物病院を利用する、あるいはキャリーにフェロモン製剤スプレーを使用するといった事前対策が極めて有効です。迷った際は猫を連れずに、撮影した動画を持参して飼い主だけで獣医師に相談する方法も推奨されます。