ブリーチなしピンク髪色は染まる?黒髪発色と色落ちの真相をプロが検証
ブリーチなしピンク髪色は染まる?黒髪発色と色落ちの真相をプロが検証についての最新情報を徹底解説します。
「ブリーチなしのピンク髪色は本当に綺麗に染まるのか」という疑問に対する現場の回答は、「条件付きで美しく発色するが、原色や白っぽいパステルピンクにはならない」という毛髪科学的な事実に帰着します。日本人の地毛の黒髪は、色彩の基準となるスケールで4〜6トーン程度に位置しています。脱色剤(ブリーチ)を使わず、通常のアルカリカラー剤のみでトーンアップを行う場合、引き上げられる明るさの限界は12〜13トーン前後です。
ブリーチは毛髪内部の黒色メラニン色素を強力に破壊・分解する処理ですが、ブリーチなしのカラーリングはメラニンを毛髪内に残したまま、アルカリ剤でキューティクルを開き、酸化染料を発色させます。土台となる髪にメラニン色素の赤茶味が残っているため、仕上がりはどうしても「ピンク+ブラウン」の掛け合わせになります。まったくカラー履歴のない硬く太いバージンヘアや縮毛矯正を施した髪の場合、1回の施術ではピンクの色味が光に透かしてようやくわかる程度にとどまるケースも珍しくありません。
反対に、すでに10トーン程度まで退色しているベース毛であれば、ブリーチなしでも驚くほど鮮やかで透明感のある色調が表現可能です。黒髪からピンク髪色を目指す際は、現在の自分のベーストーンがどの位置にあるのかを正確に見極める必要があります。