上から見たプリンの衝撃!ポケモン理不尽シルエットクイズの真相と歴史

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黒い円形のシルエットが提示され、「このポケモンはだれだ?」と問われる場面。画面の前の誰もが確信を持って「モンスターボール」「ビリリダマ」「マルマイン」のいずれかを思い浮かべました。しかし、冷徹な試験官が突きつけた正解は、予想の斜め上をいく「上から見たプリン」でした。

この理不尽問題の元ネタとなったのは、1998年5月21日に放送されたテレビアニメ『ポケットモンスター』無印編の第56話「ポケモンけんていしけん!?」です。ジムバッジを集めずにポケモンリーグ本戦への出場資格を得られる特例試験「ポケモン検定試験」を舞台に、主人公サトシやロケット団のムサシ、コジロウが挑んだ第1次筆記試験の第1問として出題されました。

当時、アニメのCM前後に流れていた恒例コーナー「ポケモンだれだ?」のアイキャッチ演出をそのまま逆手にとったこの構成は、視聴者の度肝を抜きました。劇中ではサトシが「ビリリダマ」、ムサシが「モンスターボール」、コジロウが「マルマイン」と回答して全員が不正解となり、激怒したコジロウが試験官に食ってかかるシーンが描かれています。

関係者の回想録や当時の脚本アーカイブによると、このエピソードを手掛けたのは初代シリーズ構成を務めた故・首藤剛志氏でした。首藤氏はアニメを単なる販促番組にとどめず、痛烈な社会風刺や不条理劇を織り交ぜることで知られていました。知識を丸暗記するだけのペーパーテストに対する強烈な皮肉として生み出されたこの演出は、まさにアニメポケモンの神回として歴史に刻まれることになったのです。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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